恩師のリサイタル
恩師の喜寿記念リサイタル。
まず、お元気で喜寿を迎えられたことが喜ばしいです。
東京・紀尾井ホールで行われ、今回はヴィヴァルディの4つのヴァイオリンのための協奏曲、そしてべートーヴェンのロマンス2曲と、メインはブラームスのコンチェルト。
ずっと楽しみにしていたので、しっかりPCR検査を受けてから東京へ向かいました。
先生のブラームスのコンチェルトを聴かせていただくのは3回目です。
ですが、今回は特に喜寿記念リサイタルということもあり、先生の想いがすごく伝わり、本当に感動しました。
ひとつひとつのフレーズが歌で溢れていて、温かみがある音。
音楽で伝わる想い。
張り詰めた空気の中で、本当に幸せな時間でした。
ゲストには、上皇后さま、美智子さまがいらっしゃっていました。
私は恩師のリサイタルで今までもお見かけしたことがあり、それだけ恩師がすごい奏者だということがわかっていただけると思います。
聴いているときに大学時代のいろいろなことが蘇り…本当に師事させてもらえて良かったと心から思います。
このコンチェルトは本当に難しいですが、
「ドイツ音楽とは。ブラームスのコンチェルトとは」を教わることができた曲で、ひとつひとつ本当に細かく教えていただきました。
この曲がきっかけでドイツ音楽、とくにブラームスの作品を好きになれました。
何度も温かく厳しいお声をかけていただいて、私にとってはたくさんの希望をいただけました。
もし結果が良くなくても明るい未来を想像することができました。
ひとつ欲を言うならば、当時とても体調が悪くて苦しんでいたので、体調が良ければもっと世界は変わっていたのかな、と思うことはあります。
ですが今、こうして元気に過ごせていますし、ヴァイオリンも続けることができているので、改めて恵まれた環境にいた、また、いることに感謝します。
オケのメンバーには、小学校の時からの憧れの先輩も乗られていました。
その先輩も恩師に師事されていたので、
同じ空間にいられたこともとても嬉しかったです。
昨日まで2日間、非現実な日を過ごしたので、今日からまた、頑張ります!
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