強い記憶
大学時代にオケの授業で指揮者の先生であった外山先生がご逝去されたそうです。
私は4年間、オケの中で弾きながらいつも先生の放つオーラに圧倒されていました。
なんといってもとても有名な指揮者。
怖いイメージも強かったですが、あの時代に大学にいたからこそ味わえたこともたくさんありました。
いろんな場面を思い出しています。
今の時代にはそんな刺激はないかもしれませんが、それがまた音大生らしくて良いのではないかと今では思えます。
一番の記憶は、先生自身が作曲された曲を先生の指揮で弾いたこと。管弦楽のためのラプソディです。
それも今やプロオケで活躍されている先輩方と同じ空間で弾いていた、貴重な時間でした。
管弦楽のためのラプソディは日本の祭りの音楽が入っており、弾いてて面白かったです。
最後まで現役だったという外山先生、92歳でのご逝去。素晴らしいとしか言えません。
音楽家は健康でさえいれば、いつまでも活躍できると教えてくださった気がする。
管弦楽のためのラプソディ、久しぶりに聴こうと思います。
なんでこんなに、思いだすのか。外山先生の記憶は本当に強いです。
ご冥福をお祈りします。
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