大切なのは環境作り
最近はもう初夏のような日もありますね。
スプリングコートの出番がほとんどないまま、4月を終えようとしています。
レッスンをしていると、環境作りが整えられている方は、伸びるなぁと感じます。
音楽はまず、音が存分に出せる環境であること。
時間を気にしたり、大きい音を出すことを気にしたりしてしまうと、作品が小さくなって、練習時間も確保しにくくなります。
上達に繋がりにくくなります。
ご家族が練習を促してあげることも大切です。
子どもは、なかなか自分から進んでは練習しないのが当たり前です。
声かけをしてあげることで、習慣化してきます。
あとは、できればヴァイオリンの方は鍵盤楽器を用意されると良いです。
ヴァイオリンの場合、自分で音程を作る楽器です。数ミリずれると音は違って聞こえます。
その微妙な音程の差がわからないとき、ピアノを弾くことで耳が正しい音をキャッチします。
結果的に、正しい音を弾くことができます。ピアノのおかげで、絶対音感も身についていきます。
さらに、楽器の状態を最低限、整えることです。
あまりに安価な楽器は、おもちゃの物と変わりがないくらいになって、すぐ壊れてしまったり、音が出にくかったりします。
その状態では、良い音は奏でられません。
環境作りはどんなことも大切です。
有名なテニス選手が、安価なラケットを使って、練習時間も少ないとして、試合で勝てると思いますか?
それは、勝てません!
元々、才能があっても、道具が悪すぎたり、練習環境が整っていないところで続けようとしても、上達はしません。
音楽も一緒です。
整った楽器を用意するからやる気がおきる。
それは覚悟でもあります。
楽器を購入するというのは、覚悟が生まれる。
その上で音を出せる環境があるから、練習に集中できる。
そして、上達するんです!
逆境も必要かもしれませんが、まずは環境です。
逆に言えば、才能よりも環境が整えば上達するかもしれません。
才能は、天才以外は皆、能力に大差はありません。
環境や周りからの影響で、差ができてしまいます。
それで、もっと伸びるはずなのに伸びないという残念なケースもあります。
可能性を広げるために、まずは環境作りが大切です!
あれ?とお気づきの場合、何かを変えてみてください。必ず、良い方向に進みます。
チューリップは4月、というイメージです🌷
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